道は、こんなにも続いている
山の上から、徐々に色づいてきた9月も下旬。
朝早くに家を出発し南下。19号に早々に別れを告げ、大町市を走っていた。
今回の目的地は黒部ダム。
名前自体は、それはそれは有名な場所のはずだが、未だ行ったことは無かった。
北陸の、しかもかなり遠い所にあると思っていたから。
ある時ふと気になって調べてみたら、所在地は富山なのだが、長野側からでも行けるという事を知る。
しかも入口は大町、そんなに遠くは無い。
よし、行ってみよう。
毎度恒例の軽いノリで決めた。
マイカーで行けるのは長野側の入り口である扇沢駅まで、そこからダムまでは電気バスでの移動だ。我儘を言えばトロリーの頃に一回乗りたかった。
バスは30分に1本。9時半の便に目の前で行かれ、10時の便に乗る。
乗った感じは普通のバスである。
バスは定時に発車。3台程のバスが連なって、黒部ダム駅に向かって発車する。
難工事だった事で有名な破砕帯を通る。
この区間だけ、大雨の様に道路が濡れている。
途中、下りのバスとすれ違う。
黒部ダム駅に到着
バス停を出ると、係員が展望台の案内をしている。
どうやら、ダムを上から見るか、横から見るか、ここで選べという。
まず上から見ることにした自分は、いきなり220段もの階段を上ることになる。
微妙に段の低い階段を息を切らしながら登っていく。
黒部ダム、上から見ると、こうなる。
正確には、展望台から撮影したのは冒頭の写真。これは、少し下った所から撮ったもの。
この日は非常に天気が良かった、ほぼ快晴。
視界の限り広がる山々が山頂まで見渡せる。そして、微かに秋の色に色づき始めている。
虹が二重に。この日は午前中はほぼもれなく虹が見えた。
黒部ダム、下から見ると、こうなる。
ほぼ横だった。
真下の川まで行けるツアーもあるそうだ。本当に下から見たくなったら考えよう。
色々なカメラで飽きる程写真を撮っていると、気付いたらもう昼頃。
黒部ダムまで来たら、これを食べておきたかった。
ダムカレーである。
本家はグリーンカレーでかなり辛いらしいので、苦手な人向けに普通のカレー仕様もある親切さ。
本家のカツ載せで頼んだが、思ったより辛くなかった。中辛と辛口の間くらいだろうか。とても美味しい。
腹を満たしたところで再出発。
時間がそこそこあるので、少し先の黒部平まで行くことにした。
黒部平まではケーブルカーで移動。始発駅である黒部湖駅まで、ダムを徒歩で渡る。
放水口を真上から撮る。
風が唸る音と共に、霧雨の様な水飛沫が舞う。
階段を上り、駅屋上のテラスにて少々休憩
今更だが、今回の機材は
EOS 6D 24-105/4 他2本
dp0Quattro
ASAHI PENTAX 6×7 55/4 Velvia100
Osmo Poket
GRⅡ(結局使わなかった)
今回のバックはLoweproのリュック、このラインアップだと微妙に入りきらなかったので、グリップを外してなんとか収まった。
帰りの時間を気にしつつ、30分程で再びダムへ
時間は15時ちょっと前
最後に観光船ガルベに乗ろうと、黒部湖駅から少々歩き船着き場へ。
15時の便で最終のガルベは、10人程を乗せて出港。
30分程かけて黒部湖を周回。
船を降りた後に、小走りで黒部ダムバス停へ。
滑り込みで15時40分の電気バスに乗り込み扇沢駅へ。
この時間から黒部ダム方面に向かう人はどんな人なのだろうか
この日バケペンに入れたVelvia100は使い切ってしまったので、帰りに閉店間際のキタムラに滑り込み現像へ。
黒部ダム、次は雪解け直後とかの季節に来てみたい。
あと、ものすごく運賃がかかるが、もう少し富山側へ行ってもみたい。
登山は……むりかなぁ。
せっかく近くにあることが分かったのだ、もう少し通って、四季折々の表情を拝みに行ってもよいのではないだろうか。
今回は、未踏の地ゆえ、機材の取り回しにあたふたしてしまったが、次回はもっと絞り込んで、もっと移動しやすいように。
また、行きましょう。
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今回の愛車ピクチャーはありません