Kazuyoshi PhotoAlbum

自分で撮った写真を紹介していきます

下灘訪問 2日目 ~下灘編~

f:id:docomo0620:20160318150511j:plain
いざ、再びの下灘へ。

松山から1時間、東京から計13時間。今回の旅の目的地、下灘に到着した。
朝の時点では空一面を灰色に覆いつくされていた雲も、昼を過ぎたあたりからだんだんと晴れてきて、青空が見えるくらいまでは天気が回復した。
同じ列車に乗っていた人が数人、一緒に降りる。
列車が発車する前に、お決まりのアングルで1枚。
乗ってきた列車を見送った後に、しばらくホームや駅舎を撮っていた時に、車で来たらしき女性と少々話した。どうやら、「伊予灘ものがたり」が臨時で走るという。しかもあと10分とちょっとで来るというのだ。良い機会に恵まれたものだ。
一緒に列車で来ていた女性二人組とも会話が弾んだ。僕は撮り鉄をはじめてからかれこれ4年ちょっと経つ。鉄道に関する知識はさっぱりだが、二人のうちの一人が下灘より前に訪れたという場所の話題は、なかなか興味深かった。

お決まりのアングルの撮影位置でスタンバイ。RAWでの撮影ではあったが、一発で決めるつもりで露出を調整。
先ほど乗ってきた車体は白を基調とした塗装なので+補正を強めにしていたが今回の車体は赤か黄色。少し+補正を抑えめにしたのが正解だった。
太陽光の関係で空は少し白飛びしたが、肝心の車体は綺麗な赤色を収めることができた。
f:id:docomo0620:20160318150512j:plain
f:id:docomo0620:20160318150513j:plain:w400:leftどうやら、下りはパンフレット?雑誌?の取材らしく、乗車しているのはスタッフのみだった。
撮影などで十数分間停車し、走り去っていった。

f:id:docomo0620:20160318150514j:plain

その後、一旦駅舎から離れ、前回たどった灯台へのルートを歩く。伊予灘ものがたりが戻ってくるのは17時台らしく、日没の時間も含め、あまりゆっくりはしてはいられなかったが。
14日に開封したばかりのレンズをメインに使っていたが、発色・解像度ともに満足のいくもので、17mmの広さはなかなか使い易かった。
f:id:docomo0620:20160318150515j:plain:w280 f:id:docomo0620:20160318150517j:plain:w280,right

駅へ戻る道ではEOSMにNewFDレンズをつけて何枚か撮影した。FDレンズの描写は、下灘の寂れた街並みによく合う。
f:id:docomo0620:20160318150501j:plain:w280 f:id:docomo0620:20160318200643j:plain:w280:right

f:id:docomo0620:20160318150502j:plain:w280 f:id:docomo0620:20160318200642j:plain:w280:right

駅に戻ると、沈みゆく太陽がほんのりとオレンジに色づき始めていた。
水平線の辺りは雲がどいている。これは夕焼けに期待できそうだと、ダイヤを確かめつつ、撮影を続けた。上りの伊予灘ものがたりも無事撮影し、夕焼けの撮影に集中。
f:id:docomo0620:20160318150516j:plain:w280f:id:docomo0620:20160318150519j:plain:w280:right

オレンジの色が強くなってきた頃に列車が一本。かなり雰囲気が良い。

f:id:docomo0620:20160318150518j:plain

大福のように下が潰れるような歪み方をして夕日が沈んでいった。
前回は夕焼けを最後まで見ることが叶わなかっただけに、自然が生み出す深いオレンジ色に、ただただ圧倒されていた。
f:id:docomo0620:20160318150520j:plain:w280:leftf:id:docomo0620:20160318150521j:plain:w280f:id:docomo0620:20160318150522j:plain:w280



f:id:docomo0620:20160318150523j:plain:w300:leftふと思いついて撮影した一枚である。
下灘に興味を持ったのは、行くきっかけとなったのは、全て「廃線上のアリス」のおかげといっても過言ではないだろう。
記念撮影、というわけではないが、一枚残しておきたかった。ただそれだけだ。

まるで、アリサに惹かれるように下灘を目指した一年前のあの日。
この日晴れたのは、もしかしたらアリサのおかげなのかもしれない。



次回は、伊予鉄編です。
フォトライフの容量上、圧縮して上げざるをえませんでした。Exifも消えていますので、撮影情報等知りたい方は、twitterの方にお願いいたします。