Kazuyoshi PhotoAlbum

自分で撮った写真を紹介していきます

下灘訪問 3日目 ~三津・市内編~

f:id:docomo0620:20160318150524j:plain
今回はちょっと違うルートで。

前回の下灘訪問の際も、最終日には三津に訪れていた。だが、前回は復路が飛行機だったため、あまりゆっくりできなかったが、今回は復路もサンライズなので時間がたっぷりある。
ちょうどブラタモリで三津に関する話題もあったので、もう一回行ってみることにした。
2日目の朝のうちにALL IYOTETSU 2Dayパスを購入しておいたので、伊予鉄の郊外電車・市電・バスなら乗り放題だ。せっかく乗り放題だし、ちょっと変則的な乗り方をしてみたりも。

まずは宿泊先に近い県庁前の電停から市電に乗ろう・・・と思ったが、生憎市駅行きの便に目の前で行かれてしまった。しかし、ちょうど後ろから市駅行きのバスが来ていたのでそちらに急いで乗車。
市駅からは郊外電車に乗り、一路三津へ。
今回三津に行く大きな目的は、三津の渡しに乗ってみたいということだった。これは完全にブラタモリからのネタである。地元の人も知らない人が多いらしい(笑)
f:id:docomo0620:20160318150526j:plain:w300:left駅を出てから、入り組んだ海岸に沿って歩いていく。船が所狭しと停まっていて、製材所らしき工場もあった。
海辺には、木材積み下ろし用だろうか、小さなクレーンがところどころに設置されていた。
地図で測っておそよ1km。三津の渡しの船着き場についた。
f:id:docomo0620:20160318150527j:plain:w300:left渡し、といっても観光目的ではなく、立派な道路の一部。使用料は無料だ。対岸までは20mもないように見えるくらい短いものである。
船が対岸にいたので、近くに設置されている呼び鈴を押して呼ぶ。すぐに船が動き出し、乗り上げるように着岸した。
一旦後ろに下がってUターン、そのまま直進して、1分とちょっとで対岸までついてしまった。

特にあてもなく小道を歩くと、小さい山道のような階段が目に入った。見晴らしが良さそうなので登ってみることに。
真新しいコンクリの階段を上ると、その先には青い看板が。看板には「港山城跡」とある。
なんだか運よく観光地を見つけてしまったようだ。そのまま登っていく。
途中は竹林のようになっていて、少々登り坂がきつい。途中はまだ整地の最中で、どうやら最近できたものらしかった。
頂上に着くと地面は荒れ放題。まだ観光地としての整備は済んでいなかったようだ。

f:id:docomo0620:20160318150528j:plain

だが、そこから見える景色は素晴らしい。地上より少し高い位置から瀬戸内海を一望できる。
天気は晴れ。空は少し靄がかっていたが、綺麗な青空と海を見渡すことができた。上の写真はその一枚である。
写真には写っていないが、視界の右端にはまた伊予鉄の駅。地図で調べると、近くには港山という駅がある。三津駅よりだんぜん近いようなので、そこから再び郊外電車へ。
わずか一駅でその駅に到着。梅津寺、という駅だった。その先は単線になっていたのが不思議だったが、路線図を見ると次は高浜、終点だった。納得。
駅を降りてすぐ隣の踏切を渡ると、そこはすぐ砂浜。正直下灘よりも海に近い。
f:id:docomo0620:20160318150529j:plain
砂浜自体は葛西臨海公園で見慣れているのでそこまで感動はしないが、この砂浜は砂の粒が細かく、さらには海水も透き通っていて、とても綺麗だ。
さきほど港山で見た景色はここでも楽しめる。一番出っ張っている消波ブロックの堤防の先まで歩く。
f:id:docomo0620:20160318150530j:plain
エメラルドグリーンの海、というのはこのことを言うのだろう、と思うくらい綺麗な海だ。東京では絶対に見れない景色である。

昼食を食べるために一旦松山へ戻り、そこからは市内観光をすることに。
そこでまたちょっと遠回り。郊外電車を古町で降り、そこから本町六丁目へ移動。まだ乗ったことのない本町線に乗ってみたかったのである。
本数は衝撃の1時間に2本。10分ちょっと待ち、道後温泉行に乗車した。
途中の大街道で降りてから昼食をとり、再び大街道から道後温泉行に乗る。
道後温泉の本館は近頃改修工事に入ってしまうようで、今回見れたのは本当に奇跡と言えるだろう。
f:id:docomo0620:20160318150531j:plain
帰りにはお土産屋でみかんアイスをつまみ食い。
f:id:docomo0620:20160318150532j:plain
そこから再び市電に乗り、再び大街道に戻ると、今度は松山城を目指す。
f:id:docomo0620:20160318150534j:plain:w300:left残念ながらパスにはゴンンドラやリフトの利用券は含まれていない。疲れるのを承知の上で徒歩での登山を決行。
カメラ2台にレンズ8本、総重量6.5kgの機材を担いでのプチ登山は流石にキツく、頂上に着くころには息が上がっていた。
f:id:docomo0620:20160318150533j:plain
天守閣には登らないが、広場からは松山市内が一望できる。
もしかしたら、松山に来るのはこれで最後になるかもしれない。そう思うと、どうしてもここに来たくなったのだ。

荷支度をして、18時41分発のいちづちに乗った。
ここから、東京まで12時間の電車旅が再び始まるのであった・・・。

f:id:docomo0620:20160318150535j:plain
これで、一旦松山とはお別れになる。だが、長い人生のうちでまた機会があったらこの地を訪れてみようと思う。
数回来てはい終わり、とするには少々勿体ない感じがする。そんなこだわりがある地である。



いつかまた来る、その日まで。
さようなら、松山
さようなら、愛媛

さようなら、アリサ。

終。